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普通社債(SB)

 

普通社債(ふつうしゃさい)とは、ストレートボンド(SB)とも呼ばれる債券(社債)の一つです。満期が設定されており、満期までの間、債券を保有している投資家に対してクーポンが支払われます。原則として信用格付が低い社債ほど利息(クーポン)は高くなります。
単に「社債」という場合はこの普通社債(SB)のことを指すのが一般的です。

 

普通社債について

普通社債という場合は、ごく一般的な社債を指します。単に社債と呼ぶときはほとんどがこのSB(普通社債)のことを指しています。ほとんどの場合、金利は発行時点における固定金利(固定利付債)となっており、額面発行の額面償還が基本です。


普通社債に投資する際のポイント 信用リスクを理解する

普通社債に投資する場合のポイントとしては、第1にその発行体の信用格付のチェックが挙げられます。また、当然ですが格付が低い発行体(企業)の社債ほどクーポン(利息)は高くなるのが一般的です。また、通常の条件化では、満期までの期間が長くなるほどクーポン(利息)も高くなります。

名前を聞いている会社だから大丈夫だろう。という考え方は危険です。過去には有名だったマイカルやJAL、エルピーダのように個人向けに社債を多く発行していた企業がデフォルト(債務不履行)を起こした事例もあります。

さらに投資適格だからといって安心せずに、投資対象はしっかりと吟味します。特に、A格よりも下の債券の場合、投資期間は長くても3年程度の債券を選ぶようにしましょう。
BB格で5年とか10年とかの長期保有前提の債券はややリスキーだと思います。

 

普通社債を選ぶポイント

社債を比較する上でのポイントは「信用リスク」「金利(利息)の大きさ」「期間」という三つが選ぶためのポイントになろうかと思います。

一般に「信用リスクが高いほど」「満期までの期間が長いほど」、受け取ることができる金利は大きくなります

リスクの低い国債のような超健全企業の社債は金利が低いですが、倒産リスクがうわさされるような会社が発行する社債は高くなります。

また、満期までの期間が1年というような短期の社債の利回りは低く、逆に 5年、10年といった長期の債券は利回りが高くなります。

これらを複合してどの程度の社債なら投資できるかを考える必要があります。

 

個人投資家におすすめの社債

個人投資家向けに社債が販売されることはあまりありませんが、以下の社債は個人向けに販売されており、高金利・買いやすさから人気を集めています。
SBI債・・・SBIホールディングスの個人向け社債。満期は1年。

ちなみに、SBI債はとても人気が高く販売されるとすぐに売切れてしまうようです。金利面も高く同じ時期の定期預金の金利で20倍くらいあります(2012年1月時)

このほかにも、SBI証券マネックス証券などでは個人向けの社債を結構頻繁に取り扱っています。社債は原則として発行時に投資するのが一番わかりやすい一方で、販売期間は短いので、証券会社に口座を作っておき、発行されるごとに条件を吟味して投資するかどうかを選択されるとよいかと思います。

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債券投資家におすすめのネット証券

債券投資ガイドがオススメする債券投資にベストな証券会社は「SBI証券」と「マネックス証券」の2社です。
この二つの証券会社は金利が高めで個人投資家からも人気の高い「SBI債」と「マネックス債」を独占的に扱っています。

また、低リスクな債券投資として人気の「個人向け国債」の扱いもあります。特にSBI証券の場合、個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンも定期開催しているので国債投資をしたいと考えている方にも特にお勧めです。

SBI証券
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ネット証券の中では、社債などの取り扱いに注力。円建て債券も豊富に扱う。「マネックス債」も不定期販売
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